直腸がんの治療法と人工肛門(ストーマ)

直腸がんも他のがんと同じように、治療方法は放射線、抗がん剤、手術の3つを組み合わせる事になります。
直腸がんの手術の場合も、大腸がん同様、腫瘍本体よりも余分に腫瘍周辺を取り除きます。腫瘍の周りのリンパ節もきれいに取り除きます。

しかし、直腸がんの場合は、肛門に近い場所にあるために、手術による腫瘍の切除に配慮が必要となります。

なぜなら、手術により肛門の本来の機能が使えなくなってしまったら、人工肛門をつけざるを得ないからです。

以前なら、人工肛門を余儀なくされる場合の手術であっても、最近では、なるべく肛門を温存できるような外科手術が出来る病院もできてきたそうです。
直腸がんの手術の前に、放射能治療と抗がん剤治療を施し、なるべく、がんの広がりを小さくして、切除する部分を小さくするような方法がとられているということです。

しかし、直腸がんで人工肛門を選択するというメリットもあります。
それは、リンパ節の切除が確実にできるので、がんを根本的に治すことも可能になるということです。
さらに、肛門が残っても、手術の後遺症で、排便がスムーズに出来ないということも起こります。しかし、人工肛門であれば、きちんと便を自分で管理することができます。

しかし、直腸がんにならないに越した事はありませんよね。しっかりと予防できる生活をしましょう!

毎日の規則正しい生活は大切ね+1 !



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